今日は、私にとってとても大切な日です。
1年前の今日、実家で飼っていたシーズーの男の子が亡くなりました。
名前はテリィーといいます。
私が小学6年生の時に、ペットショップからやってきました。
初めて犬を飼うことになった我が家では、
慣れないお世話に最初は苦労しながらも、楽しい日々を過ごしました。
実は、最初に選んだのは、この子ではなかったんです。
黒いシーズーを連れて帰ったのですが、
数日後にジステンバーという伝染病にかかっていることが判明して、
ペットショップに連れて行ったところ、
この子と交換という形になりました。
当時は子供で、まだよくわかっていなかったんですけど、
今考えると、前の子には悪いことをしてしまったんじゃないかと思います。
命あるものを商品として扱ったのですから。
あの時は、ごめんね。
その後、初代テリィーくんはどうなったのかはわかりませんが、
2代目テリィーくんは、とっても元気に育ってくれました。
おとなしい性格で、とても人が大好きでした。
芸はそんなに出来なかったけど、
よく人の言葉や気持ちが理解出来る子で、
私が落ち込んでいる時は、横についていてくれたりもしました。
楽しいこともあれば、イラッとさせられることもあったり、
大きな病気にかかって、ほんとに不安になったこともありました。
亡くなったのは、ほんとに突然でした。
亡くなる日の前の晩。
いつもはもう寝ている時間だったのに、
ずっとゼーゼーと息が荒く、
寝かせてもすぐに起き上がってしまっていました。
明らかに様子がおかしかったので、
次の日に病院に連れて行こうと話していました。
そして、2011年8月2日の朝、
静かに息を引き取っていました。
12歳5カ月でした。
前日の夕方まで、元気に散歩をして、
誰かが帰ってくるたびに、しっぽを振って喜んでいたのに。
あまりに突然の出来事に、しばらくは受け入れられませんでした。
今でも思い出すと、涙が止まりません。
落ち着いてから思ったことはたくさんありました。
具合が悪くなってすぐに、救急病院に連れていっていれば、
まだ元気にしていたのではないかとか、
定期健診をきちんとしていれば、
苦しまずに済んだのではないかとか。
でも、母に言われた一言に、妙に納得しました。
「テリィーは親孝行な子やったね。
きっと病院に行って闘病生活が始まると、みんなに迷惑かけると思ったんやよ。
それで、最期まで元気な姿を見せようと頑張ったんよ。」
実際、亡くなる数時間前に父が起きて様子を見た時は、
まだしっぽを振って体を起こしていたそうです。
私は去年の9月に結婚しました。
去年の6月頃から新居を探していたのですが、なかなかいい家が見つからず2カ月が経過。
テリィーが亡くなる3日前、ついに住みたいと思える家と出会いました。
きっと、私のことを心配したテリィーが巡り合わせてくれたんじゃないかと思います。
今テリィーは、近所の動物霊園に眠っています。
寂しがりだったので、
個別のお墓ではなく、たくさんのワンちゃんやネコちゃんが眠る共同墓地にいて、
月に1度、お参りに行っています。
今日は旦那さんが仕事で行けないのですが、
今週末は大好きだったおやつやフードを持ってお墓参りに行ってきます。